テントを作る工程で欠かせない溶着ですが、溶着ひとつ取ってもいくつもの機械があります。 今回は、溶着に使う機械について紹介していきます。
溶着とは、専用の機械で金属や樹脂を加熱・圧接・冷却を用いてつなぎ合わせる技術です。 テント製作ではシート状の樹脂をつなぎ合わせるために行います。 一見すると縫ってあるだけに見えるテントも溶着してあることがほとんどです。
かなり簡潔に説明すると、電気の力を利用して生地を溶かし、金型で圧力をかけてくっつける方式の機械です。 外部からではなく、内部から熱を加えるので均一に熱を与えられることが特徴ですが、使える素材が限定されるというデメリットもあります。 素材や厚みなどによって高周波を当てる時間も変わるため、知識と経験と技術が必要になる機械です。
騒音や排煙があまりないタイプの機械です。 大きなはんだごてがついた機械が動いている姿をイメージするとわかりやすいかもしれません。
名前の通り熱風を使って生地を溶着する機械です。 加工速度が早い上に小回りも効く反面、慣れていないと生地を焦がしたり必要のない部分まで溶かしてしまったりすることもあるため、腕も要求される機械です。 また、排煙装置か換気装置も必要になります。
テントの生地を溶着する機械だけでも、用途にあわせてこれだけの種類があります。 最新の機械は電子制御で便利になってきてはいますが、それでも正しい知識と経験がなければ出来ない工程が溶着です。
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テントを作る工程で欠かせない溶着ですが、溶着ひとつ取ってもいくつもの機械があります。
今回は、溶着に使う機械について紹介していきます。
溶着って何?
溶着とは、専用の機械で金属や樹脂を加熱・圧接・冷却を用いてつなぎ合わせる技術です。
テント製作ではシート状の樹脂をつなぎ合わせるために行います。
一見すると縫ってあるだけに見えるテントも溶着してあることがほとんどです。
溶着の機械の種類
高周波方式(ウェルダー)
かなり簡潔に説明すると、電気の力を利用して生地を溶かし、金型で圧力をかけてくっつける方式の機械です。
外部からではなく、内部から熱を加えるので均一に熱を与えられることが特徴ですが、使える素材が限定されるというデメリットもあります。
素材や厚みなどによって高周波を当てる時間も変わるため、知識と経験と技術が必要になる機械です。
熱コテ式
騒音や排煙があまりないタイプの機械です。
大きなはんだごてがついた機械が動いている姿をイメージするとわかりやすいかもしれません。
熱風式
名前の通り熱風を使って生地を溶着する機械です。
加工速度が早い上に小回りも効く反面、慣れていないと生地を焦がしたり必要のない部分まで溶かしてしまったりすることもあるため、腕も要求される機械です。
また、排煙装置か換気装置も必要になります。
まとめ
テントの生地を溶着する機械だけでも、用途にあわせてこれだけの種類があります。
最新の機械は電子制御で便利になってきてはいますが、それでも正しい知識と経験がなければ出来ない工程が溶着です。